【2023年度福岡県公立高校　入試結果】伝習館高校、久留米商業高校、八女工業高校、三池高校、山門高校、ありあけ新世高校、三池工業高校、大川樟風高校

3月15日、福岡県公立高校の合格発表がありました。

今年は、三池高校、ありあけ新世高校、三池工業高校、大川樟風高校で補充募集が実施されることになり、公立高校の志願者数が減っています。これらの高校は次年度以降の入試で、特色化選抜の導入など、変化があるかもしれません。要チェックです。（大川樟風はすでに特色化選抜を導入しています）

柳川・みやまの生徒がよく受験する公立高校８校の入試結果（倍率など）について、ご紹介したいと思います。

※福岡県教育委員会が公表している情報をもとに作成しました。倍率は、県が公表している計算式とは異なり、それぞれの入試の実質倍率で計算しています。

【倍率算出方法】特色化倍率＝志願者数÷内定者数　推薦倍率＝志願者数÷内定者数　一般倍率＝志願者数÷定員（内定者を除く）

伝習館高校

	2023年度入試
全体の入学定員	200
推薦入試　志願者数	112
推薦入試　合格内定者数	65
推薦入試　実質倍率	1.72倍
一般入試　志願者数 （内定者を除く）	185
一般入試　募集人数 （内定者を除く）	135
一般入試　実質倍率 （内定者を除く）	1.37倍

伝習館高校は、前年度に比べて倍率が上がり、2023年度入試では、推薦入試倍率1.72倍、一般倍率1.37倍でした。

10学区ナンバーワンの普通科進学校で、安定した人気です。

今年は高校側が推薦の成績条件を下げたので、推薦の志願者数が増えました。

久留米商業高校

	2023年度入試
全体の入学定員	240
特色化選抜　志願者数	280
特色化選抜　合格内定者数	173
特色化選抜　実質倍率	1.61倍
一般入試　志願者数 （内定者を除く）	102
一般入試　募集人数 （内定者を除く）	67
一般入試　実質倍率 （内定者を除く）	1.52倍

久留米商業高校は、2023年度入試では、特色化選抜倍率1.61倍、一般倍率1.52倍でした。

県内ナンバーワンの商業高校で、安定した人気です。

今回の入試から、推薦入試を実施せず、特色化選抜での募集人数が増えました。定員全体240人のうち173人（72％）が特色化選抜の合格内定者になっています。久留米商業高校を志願する生徒は、特色化選抜から受験することが必須と言えます。特色化選抜を受験するには内申点の条件があります。詳細はこちら

八女工業高校

2023年度 推薦入試	推薦入試 志願者数	推薦入試 合格内定者数	推薦入試 実質倍率
合計	88	72	1.22倍
電子機械科	14	13	1.07倍
自動車科	10	10	1.00倍
電気科	17	13	1.30倍
情報技術科	19	13	1.46倍
工業化学科	10	10	1.00倍
土木科	18	13	1.38倍

2023年度 一般入試 （内定者を除く）	一般入試 志願者数	一般入試 募集人数	一般入試 実質倍率
合計	194	168	1.15倍
電子機械科	30	27	1.11倍
自動車科	26	30	0.87倍
電気科	29	27	1.07倍
情報技術科	54	27	2.00倍
工業化学科	16	30	0.53倍
土木科	39	27	1.44倍

八女工業高校は、2023年度入試では、全学科合計での推薦倍率1.22倍、一般倍率1.15倍でした。

県内ナンバーワンの工業高校で、安定した人気です。

前年度と比べると、一般入試の志願者数が少し減りました。情報技術科と土木科が例年高倍率で、合格に必要な得点も高いです。八女工業高校の一般入試は、第一志望・第二志望が願書に記入でき、転科合格があります。2023年度入試では、転科合格者を入れても、工業化学科が40人を満たしていませんでした。（工業化学科の入学予定者は35人くらい）

三池高校

	2023年度入試
全体の入学定員	200
推薦入試　志願者数	59
推薦入試　合格内定者数	59
推薦入試　実質倍率	1.00倍
一般入試　志願者数 （内定者を除く）	107
一般入試　募集人数 （内定者を除く）	141
一般入試　実質倍率 （内定者を除く）	0.75倍 （定員割れ）
一般入試　初回受験合格者数 （内定者を除く）	96
一般入試　補充募集定員	45

三池高校は、2023年度入試では、推薦倍率1.00倍、一般倍率0.75倍でした。

一般入試（補充募集を除く）の志願者数は107人、合格者数は96人なので、定員割れでも11人が合格していませんが、この11人には受験辞退者・合格辞退者が含まれていると思います。

補充募集で、45人が募集されていて、主に伝習館を不合格になった生徒さんが受験すると考えられます。

山門高校

	2023年度入試 普通科（コースを除く）	2023年度入試 理数探究コース
全体の入学定員	140	20
特色化選抜 志願者数	137	10
特色化選抜 合格内定者数	136	10
特色化選抜 実質倍率	1.00	1.00倍
一般入試 志願者数 （内定者を除く）	4	2
一般入試 募集人数 （内定者を除く）	4	10
一般入試 実質倍率 （内定者を除く）	1.00	0.20倍 （定員割れ）

山門高校は、2023年度入試では、普通科：特色化選抜倍率1.00倍、一般倍率1.00倍、理数探究コース：特色化選抜倍率1.00倍、一般倍率0.20倍でした。

2018年度入試以来定員割れが続いていましたが、今回6年ぶりに普通科が定員を満たしました。特色化選抜の導入や、新校舎・新制服の導入などで人気が復活しました！

ありあけ新世高校

	2023年度入試
全体の入学定員	160
推薦入試　志願者数	54
推薦入試　合格内定者数	54
推薦入試　実質倍率	1.00倍
一般入試　志願者数 （内定者を除く）	80
一般入試　募集人数 （内定者を除く）	106
一般入試　実質倍率 （内定者を除く）	0.75倍 （定員割れ）
一般入試　初回受験合格者数 （内定者を除く）	79
一般入試　補充募集定員	27

ありあけ新世高校は、2023年度入試では、推薦倍率1.00倍、一般倍率0.75倍でした。

筑後地区で唯一の県立総合学科高校です。例年は人気校ですが、今年は倍率が大きく下がりました。補充募集で、27人が募集されています。

三池工業高校

	2023年度入試 エネルギー系	2023年度入試 メカトロニクス系	2023年度入試 社会基盤系
全体の入学定員	40	80	40
推薦入試 志願者数	9	22	8
推薦入試 合格内定者数	9	22	8
推薦入試 実質倍率	1.00倍	1.00倍	1.00倍
一般入試 志願者数 （内定者を除く）	26	67	23
一般入試 募集人数 （内定者を除く）	31	58	32
一般入試 実質倍率 （内定者を除く）	0.83倍 （定員割れ）	1.15倍	0.71倍 （定員割れ）
一般入試 初回受験合格者数 （内定者を除く）	30		22
一般入試 補充募集定員	1		10

三池工業高校は、2023年度入試では、全学科合計での推薦倍率1.00倍、一般倍率0.95倍でした。

今年はメカトロニクス系が人気でした。三池工業高校の一般入試は、第一志望・第二志望・第三志望が願書に記入でき、転科合格があります。補充募集で、エネルギー系1人、社会基盤系10人が募集されています。

大川樟風高校

	2023年度入試 普通科総合コース 普通科文理コース	2023年度入試 住環境システム科
全体の入学定員	80	40
特色化選抜 志願者数	43	15
特色化選抜 合格内定者数	43	15
特色化選抜 実質倍率	1.00倍	1.00倍
推薦入試 志願者数	3	0
推薦入試 合格内定者数	3	0
推薦入試 実質倍率	1.00倍	0.00倍 （定員割れ）
一般入試 志願者数 （内定者を除く）	14	13
一般入試 募集人数 （内定者を除く）	34	25
一般入試 実質倍率 （内定者を除く）	0.41倍 （定員割れ）	0.52倍 （定員割れ）
一般入試 初回受験合格者数 （内定者を除く）	13	11
一般入試 補充募集定員	21	14

大川樟風高校は、2023年度入試では、全学科合計での特色化選抜倍率1.00倍、推薦倍率1.00倍、一般倍率0.45倍でした。

ご紹介した高校の中では、いちばん入学者数が少ない小規模な高校です。補充募集で、普通科21人、住環境システム科14人が募集されています。

参考資料

↓特色化選抜については、下記の記事で詳しい情報を紹介しています。

【2023年度特色化選抜　面接・作文の内容】久留米商業高校、山門高校、大川樟風高校

【2023年度特色化選抜　入試結果】久留米商業高校、山門高校、大川樟風高校