令和7年度　高校入試日程に大きな変化が！（福岡県筑後地区版）

令和7年度（2024年度）の公立高校・私立高校の入試日程が公表されました。

公立高校は4月に日程が出ていましたが、私立高校の日程が出てからの方が全体像がわかりやすいと思い、私立高校の日程が出るのを待っていました。

ときどき、Webをチェックしていると、5月下旬に私学協会のHPで公表されていましたので、今回記事にしてご紹介します。

この記事では、筑後地区の高校を受験する生徒さんを想定して、前年度までと比べた変更点をピックアップして書いています。今回の変更点に関係するのは、公立高校の特色化選抜と推薦入学者選抜を受験する生徒さんです。

公立高校は、特色化選抜と推薦入学者選抜の試験日が同じ日程になる！

令和6年度は、特色化選抜が１月２４日（水曜日）・１月２５日（木曜日）、推薦入学者選抜が２月６日（火曜日）・２月７日（水曜日）におこなわれていました。今までは、このように特色化が1月・推薦が2月という入試日程でした。

令和7年度は、特色化選抜と推薦入学者選抜の試験日が同じ日程になり、１月３０日（木曜日）・１月３１日（金曜日）になります。

※もともと、特色化選抜と推薦入学者選抜は、併願できません。どちらか一方での受験になります。

参考：令和6年度　公立高校特色化選抜　筑後地区の実施校
三井、久留米筑水、八女、八女農業、三潴、大川樟風、山門、三池、三池工業、ありあけ新世、久留米商業、南筑

参考：筑後地区の私立高校は、久留米学園、八女学院、杉森、柳川、大牟田、誠修、明光学園、久留米信愛、祐誠、西短

わかりやすく比較表でまとめてみました。

令和6年度は、公立高校特色化選抜の合格内定通知の後に、私立高校一般入試だったので、公立高校特色化を受ける生徒さんは私立高校も出願はしますが、公立に合格内定した生徒さんは、ほとんどが私立一般入試の受験は辞退していました。

令和7年度は、公立高校特色化選抜の合格内定通知の前に、私立高校一般入試があるので、公立特色化に合格内定したから、私立の受験を辞退するということはなくなるでしょう。

つまり、特色化選抜を受験する生徒さんも、私立一般入試を受験するようになるということです。

令和6年度は、公立高校の推薦入学者選抜の合格内定通知が２月１３日（火曜日）で、その前が私立高校の入学申込金支払い期限だったので、公立高校の推薦入学者選抜を受験した生徒さんは、私立高校一般入試の合格の権利をおさえるために、入学申込金（20,000円程度）を私立高校に納入していました。

令和7年度は、公立高校の推薦入学者選抜の合格内定通知が２月５日（水曜日）で、その後が私立高校の入学申込金支払い期限なので、公立高校の推薦入学者選抜を受験して合格内定した生徒さんは、私立高校の入学申込金の支払いが不要になります。

受験に関する出費が減ることになります。

公立高校の特色化選抜は、近年人気で受験生が増えているので、学校や塾の現場では大きな変更点になると思います。

塾の現場の話では、中３生はほとんどが科目のテストがある入試を受験することになるので、受験対策の話はしやすくなると思います。

生徒のみなさんは、科目のテストに対応できるように、日頃から勉強しておきましょう！

重松弘樹: 福岡県にある、柳川・みやまの個別指導塾スタディジャンプの塾長。
福岡県福岡市出身。柳川市に住んで9年目。
塾勤務歴は、九州最大手学習塾（算数・数学科講師、正社員）、大手個別指導塾（教室長）など、学習塾歴17年目。
理想の個別指導塾をつくることを決意し、柳川・みやまの個別指導塾スタディジャンプを2021年5月に創業。丁寧な面倒見と圧倒的な合格率で、地域No.1の個別指導塾に成長させる。
三度の飯より塾が好き。時間があるときは全国各地の塾を見学に行き、理想の塾について研究するくらい塾が好き。